2025-10-22
10月21日、日本の留学生・五十嵐響さんと韓国の留学生・洪承誾さん一行が、中国山東省浜州市の惠民県桑落墅鎮を訪れ、友好都市交流活動を行いました。今回の活動は、国際青年が現地の産業発展や農村振興の実践について理解を深め、人文交流と異文化協力をさらに推進することを目的としています。
五十嵐響さんと洪承誾さんはまず、桑落墅鎮の「共富田インキュベーションセンター」を見学しました。同センターは、地域の農業の近代化と集団経済の発展を促進する革新的なプラットフォームとして、資源の統合、技術支援、産業インキュベーションを通じて、農家の収入増加と地域の協調的発展を効果的に牽引しています。留学生たちは、センターの運営モデル、特産農産物の育成、そして生産と販売の一体化メカニズムについて詳しく理解し、農業技術の応用や協同組合の経営などに関して説明員と意見を交わしました。
続いて、二人は山東龍鳳製粉有限公司の展示ホールを訪れました。企業の責任者は、会社の発展の歩み、小麦粉の加工技術、製品品質管理体系について紹介し、伝統産業に現代的な生産技術を取り入れ、有名ブランドを育て市場を拡大する取り組みを重点的に説明しました。留学生たちは、企業が食料安全保障の確保や産業チェーンの拡張に努めている点を高く評価し、グリーン食品の開発や国際市場での協力などについて企業代表と意見交換を行いました。
今回の交流活動は、国際青年が中国の県域経済や農村振興の実践について理解を深めるとともに、日中韓三国が農業や食品加工などの分野で相互に学び合うための架け橋となりました。五十嵐響さんと洪承誾さんは、桑落墅鎮が共同富裕と産業高度化を推進する経験に深い感銘を受けたと述べ、今回の見学で得た知見や考察を自国に持ち帰り、今後の国際協力や友好交流の促進に役立てたいと語りました。
今後、桑落墅鎮は引き続き国際交流のルートを広げ、より多くの国際的な友人たちの訪問を歓迎し、ともに農村振興と持続可能な発展の多様な道を探っていく予定です。